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アフターピルは薬局でいくら?処方箋なしで買える店舗と費用相場【医師監修】

アフターピルは薬局でいくらかかるのかを解説するアイキャッチ画像。処方箋なしで購入できる店舗の有無や費用相場の目安を示し、医師監修であることを強調している。

昨夜、避妊に失敗してしまったかもしれない。あるいは、予期せぬ事態で不安な夜を過ごしているあなたへ。

結論からお伝えします。現在、アフターピル(緊急避妊薬)は厚生労働省の調査研究に参加している「試験販売実施薬局(全国300店舗超:2025年春時点)」にて、処方箋なしで購入することが可能です。

総額の費用相場は、お薬代と薬剤師による指導料などを合わせて 7,000円〜9,000円前後 です。

この記事では、メディカルコンテンツ編集部が、医師監修のもと、最新の「薬局でのアフターピル入手ガイド」を執筆しました。

この記事でわかること 3 点

  • 薬局で購入する際の「総額費用」の詳細な内訳と支払い時の注意点
  • 処方箋なしで買える「試験販売薬局」の実態と、購入時に必要な年齢制限等の条件
  • オンライン診療や産婦人科受診と比べた際の、あなたにとって最適な入手ルート

1分1秒を争う状況だからこそ、焦らずにこの記事を読み進め、最善の行動を選択してください。

目次
  1. アフターピルの薬局販売「いくらかかる?」費用相場の完全内訳
  2. 【最新】アフターピルを薬局で処方箋なしで買うための条件と手順
  3. 近くの取扱薬局はどう探す?最速で手に入れる検索ツール
  4. 状況別:あなたに最適な入手ルート診断
  5. アフターピルの種類と避妊効果:72時間以内の重要性
  6. 学生や未成年でも一人で買える?保護者の同意とプライバシー
  7. まとめ:1 分 1 秒でも早く、正しい選択を

アフターピルの薬局販売「いくらかかる?」費用相場の完全内訳

アフターピルの入手ルート別に、費用相場と入手スピード、特徴を比較した表。試験販売薬局、産婦人科(対面)、オンライン診療それぞれのメリットと注意点を整理している。

アフターピルを薬局で購入しようと考えた際、まず頭に浮かぶのは「結局、全部でいくら払えばいいの?」という不安ではないでしょうか。

特に学生の方や急な出費に戸惑う方にとって、金額の不透明さは大きなハードルになります。

薬局での販売は現在「試行的調査(試験販売)」という枠組みで行われており、価格設定は自由診療と同様の扱いとなります。

そのため、全国一律ではなく店舗によって若干の差がありますが、日本薬剤師会の公表資料によると一定の相場が見えてきます。

薬局での購入総額は 7,000円〜9,000円 が目安

現在、日本の薬局で処方箋なしに販売されているアフターピル(レボノルゲストレル)の支払総額は、概ね 7,000円から9,000円(税込) の範囲に収まります。

この金額は、後述する「お薬代」に加えて「指導料」などが合算されたものです。

自由診療のため店舗により多少前後しますが、多くの薬局がこの範囲内に収まるよう設定されています。

一部店舗では、妊娠検査薬代が別途必要になる場合があることも覚えておきましょう。

費用を構成する 3 つの要素(薬剤費・調剤料・指導料)

薬局のレシート上は、主に以下の3つの要素で構成されていることが一般的です。

  1. 薬剤費: 承認済みのレボノルゲストレル錠(ジェネリック)が提供され、これが費用の大半を占めます。
  2. 調剤・管理料: 薬剤師がお薬を適切に準備・管理するための手数料です。
  3. 服用指導料(調査協力費): 専門の研修を受けた薬剤師が対面で詳細な面談を行い、服用指導や研究アンケートを実施するための費用です。

病院(産婦人科)やオンライン診療との価格比較表

「薬局で買うのは、病院へ行くより安いの?」という疑問に対し、各ルートの相場をまとめました。

▼入手ルート別:費用・スピード比較表を見る

入手ルート費用相場(総額)入手スピード特徴・メリット
試験販売薬局7,000円〜9,000円最短(即日)処方箋不要、比較的安価
産婦人科(対面)10,000円〜15,000円即日(診察時間内)医師の診察がある安心感
オンライン診療8,000円〜15,000円翌日以降(郵送)人目を避けられるがラグあり

保険適用はされる?全額自己負担(自由診療)の理由

アフターピルは病気の治療ではなく「避妊(予防)」を目的とした薬剤であるため、公的医療保険は適用されません。

 病院でも薬局でも、費用は全額自己負担(自由診療)となります。保険証を使った「3割負担」にはならず、窓口で全額を支払う必要があります。

【最新】アフターピルを薬局で処方箋なしで買うための条件と手順

薬局でアフターピルを購入する際の一般的な流れを示した図。事前の在庫確認、店舗来店、身分証提示とアンケート回答、その場での服用までの4ステップを説明している。

2025年現在、アフターピルの薬局販売はまだ「調査研究」の段階であり、全国すべての薬局で買えるわけではありません。また、購入時には厳格なルールが存在します。

全国の「試験販売」実施薬局(300店舗超)のみで購入可能

現在、処方箋なしで販売しているのは、厚労省の調査研究に参加している一部の薬局(2025年春時点で約336店舗)に限定されています。

実施店舗は日本薬剤師会のサイト等で公開されていますが、数が限られているため事前の確認が必須です。

購入できる人の条件(年齢制限・アンケート協力・面前服用)

薬局で購入する際には、以下の条件をクリアする必要があります。

  • 年齢制限: 16歳以上の女性本人が対象。16〜17歳は保護者の同意(署名)が必要です。
  • アンケート協力: 研究参加への同意と、スマホ等での2度のアンケート回答が義務付けられています。
  • 面前服用: 転売や誤用防止のため、薬剤師の前で直ちに服用することが定められています。

薬局に行く前に必ず確認すべき「在庫」と「薬剤師の出勤」

緊急避妊薬は「研修を修了した薬剤師」が店舗にいる時間帯しか販売できません。また、在庫が切れている可能性もあります。

必ず事前に電話で「今から行って対応可能な薬剤師はいるか」を確認してください。

メディカルコンテンツ編集部より:電話でのスムーズな在庫確認例

「お忙しいところ恐れ入ります。アフターピルの試験販売について伺いたいのですが、現在在庫はありますか? また、今から向かった場合、対応可能な薬剤師さんはいらっしゃいますか?」

このように事前に連絡することで無駄足を防ぎ、1分1秒を争う状況でも確実に入手できます。

近くの取扱薬局はどう探す?最速で手に入れる検索ツール

緊急時に迷わず店舗を見つけるための、信頼性の高いリソースです。

日本薬剤師会「試験販売事業サイト」のリスト

最も確実なのは、日本薬剤師会が運営する試験販売専用ページです。

各都道府県の実施店舗リストが随時更新されており、電話番号や営業時間が確認できます。

16歳未満(中学生以下)の方は「薬局」では購入不可

重要な注意点として、16歳未満の方は試験販売の対象外 です。保護者が同伴しても薬局では購入できません。

この場合は、早急に産婦人科を受診するか、性暴力被害者支援センターへ相談する必要があります。

状況別:あなたに最適な入手ルート診断

【スピード重視】今すぐ飲みたいなら「試験販売薬局」

72時間のリミットが迫っているなら、最寄りの試験販売薬局へ。処方箋を受け取るための診察待ち時間を短縮でき、その場で服用可能です。

【安心重視】副作用や体調が不安なら「産婦人科受診」

医師による直接の診察・検査が受けられるため、精神的・医学的な安心感は最も高いです。

監修者からのアドバイス

「特に若い世代にとって、産婦人科は敷居が高く感じるかもしれません。しかし、医療機関はプライバシー保護が徹底されています。もし薬局での手続きが複雑に感じたり、より詳しい健康相談をしたいと感じたりした場合は、医療機関を頼ることを躊躇しないでください。」

アフターピルの種類と避妊効果:72時間以内の重要性

アフターピルの効果は、服用までの「時間」と密接に関係しています。

服用までの時間経過と妊娠阻止率の変化(最新データ)

WHO等の調査によると、レボノルゲストレル錠の妊娠阻止率は以下の通りです。

服用までの時間妊娠阻止率(目安)
24時間以内約 95%
25〜48時間以内約 85%
49〜72時間以内約 58%
アフターピルの服用までの経過時間と避妊成功率の一般的な変化を示したグラフ。24時間以内は約95%、48時間以内は約85%、72時間以内は約58%と、時間経過に伴い成功率が低下する傾向を表している。

72時間以内であっても、特に48時間を過ぎると効果は大きく低下します。「明日でいいや」と先延ばしせず、理想は24時間以内の服用 です。

万が一、服用後に吐いてしまった時の対処法

服用後 2時間以内 に嘔吐した場合、成分が十分に吸収されていない可能性があります。その場合は速やかに同じ用量をもう一度服用し直す必要があります。

2時間を過ぎていれば、追加服用の必要性は低いとされています。

学生や未成年でも一人で買える?保護者の同意とプライバシー

16歳以上なら本人の判断で購入可能(17歳以下は要同意)

16歳以上であれば薬局で購入できますが、17歳以下の未成年の場合は倫理指針に基づき、保護者の同意(薬局での署名確認等)が必要になります。

薬局での購入が親や学校にバレる可能性は?

試験販売は全額自己負担(自由診療)のため、健康保険の利用明細(医療費通知)に記録が残ることはありません。 

また、薬局や医療機関には厳格な守秘義務があり、本人の同意なく親や学校へ連絡が行くこともありません。

監修医のコメント

「未成年の方が一人で抱え込む孤独感は計り知れません。もし親に相談できない事情がある場合は、各地の『性暴力救援センター(ワンストップ支援センター)』へ早急に相談してください。匿名での相談も可能で、あなたのプライバシーは守られます。」

まとめ:1 分 1 秒でも早く、正しい選択を

アフターピルは、あなたの未来を守るための大切なステップです。

監修医からのメッセージ

アフターピルを服用することは、自分を責めるべきことではなく、自分の体と人生に対して責任ある判断を下そうとしている証拠です。迷っている間にも効果は低下します。まずは最寄りの実施薬局やクリニックに連絡を入れてください。

要点チェックリスト

▼出発前の最終確認

  • [ ] 場所の確認: 日本薬剤師会のリストに載っている店舗か?
  • [ ] 電話確認: 在庫はあるか? 薬剤師はいるか?
  • [ ] 費用の準備: 9,000円前後の予算を準備したか?
  • [ ] 年齢の確認: 16歳以上か?(16歳未満は医療機関へ)
  • [ ] 時間の確認: 理想は24時間以内、遅くとも72時間以内か?

参考文献・引用元

この記事の監修者

  • 平成16年
    愛知医科大学医学部卒業、愛知医科大学病院 卒後臨床研修医
  • 平成18年
    愛知医科大学病院 小児科入局
  • 平成23年
    愛知医科大学小児科 助教
  • 平成25年
    医療法人和幸会 阪奈中央病院勤務(小児科)
  • 平成29年
    たけつな小児科クリニック開院
  • 日本小児科学会(専門医/指導医)
  • 日本外来小児科学会
  • 日本小児科医会(地域総合小児医療認定医)
  • 日本小児神経学会
  • 日本頭痛学会

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