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【医師監修】アフターピルオンライン診療24時間対応9選!即日・深夜に「すぐ届く」のはどこ?

【医師監修】アフターピルオンライン診療24時間対応9選!即日・深夜に「すぐ届く」のはどこ?

「避妊に失敗したかもしれない」

その瞬間、血の気が引くような不安に襲われるのは、決してあなただけではありません。

しかし、まずは深呼吸をしてください。

深夜や土日であっても、オンライン診療なら「最短1時間」でアフターピルを手に入れる手段があります。

焦る必要はありませんが、1分でも早い服用が避妊成功の鍵であることは医学的な事実です。

この記事では、現在利用できる主要なオンライン診療9社を徹底的に調査し、小児科専門医であり地域医療の現場で多くの若年層と向き合っている竹綱庸仁先生の監修のもと、「あなたの今の状況に最適な1社」を即決できるガイドを作成しました。

この記事でわかることは以下の3点です。

  • 1.【比較マップ】 主要9社から、あなたのエリアと時間帯で「今一番早く届く」クリニックが一瞬でわかる
  • 2.【受診フロー】 誰にもバレない?保険証は?受け取り方法は?不安をすべて解消する具体的な手順
  • 3.【失敗しない選び方】 「24時間対応」という言葉の落とし穴と、偽薬を避けるための正しい知識

不安な夜を過ごすのは、この記事を読む数分間で終わりにしましょう。

あなたの身体と未来を守るための確実な選択肢を、ここにお渡しします。


目次
  1. 【一目でわかる】アフターピルが「今すぐ」届くオンライン診療比較マップ
  2. 失敗しない!24時間対応アフターピル・オンライン診療の選び方 3つの基準
  3. 【体験レポ】深夜にスマホで完結!申し込みから受け取りまでの流れ
  4. 費用はいくらかかる?9社の料金相場と内訳
  5. 服用前に知っておきたい効果と副作用【小児科専門医が解説】
  6. オンライン診療に関するよくある質問 (FAQ)
  7. まとめ:不安な夜を過ごすより、今すぐ「確実な選択」を

【一目でわかる】アフターピルが「今すぐ」届くオンライン診療比較マップ

今すぐ届くアフターピルがわかる最速判定フローチャート。現在の時間(深夜・早朝/日中)と居住エリア(東京・大阪近郊/全国)を選択し、バイク便対応の「ソクピル」「エミシア」「アフピル」や、アプリで管理できる「スマルナ」「メデリピル」、最安値クラスの「デジクリ」など、状況に合わせた最適なオンライン診療サービスを推奨。監修医による「1時間でも早く服用することが重要」というアドバイスも記載。

「とにかく早く薬が欲しい」

そう思っても、検索結果には多くのクリニックが並び、どこを選べばいいのか迷ってしまうことでしょう。

しかし、アフターピル選びにおいて最も優先すべきは「物理的な距離と配送スピード」です。

主要9社(メデリピル、スマルナ、エニピル、ソクピル、アフピル、あしたのクリニック、デジクリ、DMM、エミシアクリニック)を分析した結果、あなたの居住地と現在の時刻によって、選ぶべきサービスは明確に分かれます。

以下のフローチャートで、あなたに最適なサービスを確認してください。

最速判定フローチャート

  • 【START】今の時間は?
    • 深夜・早朝 (19:00〜9:00) → 次へ
    • 日中 (9:00〜18:00) → 次へ
  • 【NEXT】あなたの居住エリアは?
    • 東京23区・大阪市近郊
      • 推奨: バイク便対応の 「ソクピル」「エミシア」「アフピル」
    • 上記以外の全国エリア
      • 推奨: 発送締め切りが遅い 「エニピル」「スマルナ」
  • 【Check】とにかく安く済ませたい?
    • YES → 診察料無料・最安値クラスの 「デジクリ」
    • NO (安心重視) → アプリで管理できる 「メデリピル」「スマルナ」

監修医のアドバイス

「アフターピル(緊急避妊薬)は、性交渉から服用までの時間が短ければ短いほど、避妊阻止率が高まります。多くのサービスがありますが、迷っている時間が一番のリスクです。特に72時間(3日)というリミットが迫っている場合は、料金やサイトの雰囲気よりも、『物理的に一番早く届くところ』を最優先に選んでください。1時間でも早く服用することが、あなたの身体を守ることにつながります。」

【超特急】バイク便対応で「最短1時間」!東京・大阪エリアの最速4選

夜の街を疾走するバイク便のイラスト。「最短1時間でお届け!」という強調テキストとともに、東京・大阪エリアでバイク便(超特急便)に対応しているオンライン診療サービス「ソクピル」「エミシアクリニック」「アフピル」のロゴが掲載されている。緊急避妊薬をすぐに手に入れたい人向けの最速配送サービスを表現。

もしあなたが東京23区、あるいは大阪市内に住んでいて、今すぐ薬が必要なら、迷わず「バイク便(超特急便)」に対応しているクリニックを選んでください。

通常の宅配便ではどんなに早くても「翌日到着」ですが、バイク便であれば診察終了後、最短1時間〜数時間以内に手元に薬が届きます。

特に以下のサービスは、スピード配送に特化しています。

  • ソクピル
    東京23区・横浜・川崎・大阪市内などでバイク便に対応しており、24時間診療を受け付けています。
    LINEでの問診から医師の診察までのスピードも速く、緊急時に最も頼りになる存在です。
  • エミシアクリニック
    「超特急便」という名称で、東京・埼玉・千葉・神奈川の一部エリアに対し、24時間受付・最短1時間での配送を行っています。
    LINEの返信速度も速く、オペレーターの対応が手厚いのが特徴です。
  • アフピル
    こちらも東京23区エリアを中心に即日配送を行っています。
    サイト設計がシンプルで、迷わずに申し込み完了まで進める点が緊急時に評価されています。
  • エニピル
    以前よりスピード重視のサービスとして知られ、バイク便だけでなく、通常の発送の締め切り時間も遅くまで設定されているため、全国エリアでも「明日届く」確率が高いサービスです。

これらのサービスを利用する場合、オプション料金としてバイク便の実費(数千円〜)がかかることが一般的です。

しかし、不安な夜を過ごす精神的な負担と、避妊成功率を高めるメリットを考えれば、このコストは決して高くはないはずです。

【安定・大手】知名度抜群でアプリの使いやすさ重視の3選

ソファでリラックスしてスマホを見ている女性のイラスト。「【安定・大手】知名度抜群!アプリで安心管理」というタイトルとともに、大手オンライン診療サービス「スマルナ」「メデリピル」「DMMオンラインクリニック」のロゴが並ぶ。スマホ画面には、カレンダー、チャット、配送状況確認などのアプリ機能が表示され、初めてでも安心して利用できるサポート体制をアピールしている。

「初めてのことで不安だから、有名なサービスを使いたい」

「配送状況をアプリで細かく確認したい」

そう考える方には、システムが堅牢でサポート体制が充実している大手サービスがおすすめです。

  • スマルナ
    累計ダウンロード数が多く、専用アプリの使い勝手が非常に優れています。
    医師を自分で指名できる機能や、薬剤師への無料相談チャット(「スマルナ医療相談室」)があり、服用前後の不安を相談できるのが大きな強みです。
  • メデリピル
    テレビCMなどでも知名度が高く、洗練されたブランドイメージで若年層に人気があります。
    LINEでのガイドが非常に丁寧で、初めてオンライン診療を受ける方でも迷うことなく進められます。
  • DMMオンラインクリニック
    大手DMMグループが運営しており、DMMアカウントで簡単にログイン・決済が可能です。
    ポイントが貯まる・使えるといったメリットもあり、普段からDMMのサービスを利用している方には利便性が高いでしょう。

これらのサービスは「安心感」と「使いやすさ」に優れており、生理日管理や低用量ピルへの移行など、長期的な女性のヘルスケアパートナーとしても優秀です。

【コスパ・新鋭】診察料無料や業界最安値を競う注目2選

アフターピルのオンライン診療サービスのトータルコストを比較した棒グラフ。「【コスパ・新鋭】診察料無料・業界最安値クラス!」というタイトルで、「デジクリ」「あしたのクリニック」が診察料0円で他社よりも安いことを強調。学生など費用を抑えたい人向けのお得なサービスを視覚的に比較している。

「学生でお金がない」

「とにかく費用を抑えたい」

緊急事態とはいえ、経済的な事情も無視できません。

最近では、診察料を無料にしたり、薬代自体を抑えたりする「コスパ重視」のクリニックが増えています。

  • デジクリ
    こちらも業界最安値水準を目指しており、薬代の設定が比較的安価です。
    24時間予約可能で、深夜帯でもスムーズに診療を受けられます。
  • あしたのクリニック
    「あしたの」という名前の通り、翌日到着を重視しつつ、コストパフォーマンスのバランスが良いサービスです。
    診察料込みの明確なパッケージ料金を提示している場合があります。

以下の表に、主要サービスのスペックをまとめました。

横にスクロールして、あなたの優先順位(スピード vs 安さ)に合わせて比較してください。

▼24時間対応オンライン診療9社スペック完全比較表

サービス名バイク便対応エリア診療時間発送締切(当日発送)特徴
ソクピル東京・神奈川・大阪など24時間バイク便随時スピード特化型
エミシア東京・埼玉・千葉・神奈川24時間バイク便随時LINE対応が迅速
アフピル東京23区など24時間バイク便随時シンプルな動線
エニピル東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県24時間17:30決済完了まで優先予約あり
スマルナ東京23区および大阪市内の一部エリア24時間18:00頃アプリが使いやすい
メデリピルなし24時間17:00頃大手の安心感
DMMバイク便あり(東京23区)24時間バイク便随時ポイント利用可
デジクリ東京23区と大阪市内およびその近郊エリア24時間17:00頃コスパ重視
あしたの東京・神奈川・千葉・埼玉の関東圏24時間18:00頃バランス型

※情報は執筆時点のものです。最新の対応エリアや時間は必ず公式サイトでご確認ください。


失敗しない!24時間対応アフターピル・オンライン診療の選び方 3つの基準

9社もの選択肢があると、どうしても目移りしてしまいますが、選ぶ基準はたったの3つです。

この3つさえ押さえておけば、後悔することはありません。

「診療24時間」と「発送24時間」は違う!深夜の落とし穴

最も注意すべきなのが、「24時間対応」という言葉の意味です。

多くのサイトで「24時間対応」と書かれていますが、これは「24時間、医師の診察が受けられる(あるいは予約ができる)」という意味であって、「24時間いつでも発送してくれる」という意味ではないことがほとんどです。

例えば、深夜2時に診察を受けて処方が確定したとします。

通常の宅配便を利用するサービスの場合、実際の発送作業が行われるのは「翌日の午前中」や「翌日の夕方」になることがあります。

これでは、手元に届くのは「翌々日」になってしまう可能性すらあります。

一刻を争う場合は、必ず「即日発送の締め切り時間(何時までに診察すれば今日中に送ってくれるか)」「バイク便の有無」を確認してください。

サイト上に「最短1時間」と書かれていても、注釈で「※バイク便エリアに限る」と小さく書かれていることが多いため、注意深くチェックしましょう。

プライバシー対策:親やパートナーにバレない「局留め」「品名変更」

「実家暮らしだから、親に郵便物を見られたくない」

「同棲中の彼氏にバレずに受け取りたい」

こうした不安を持つ方は非常に多いです。

結論から言えば、ほとんどのオンライン診療サービスは、プライバシーに最大限の配慮をしています。

具体的には以下の2つの対策が標準的になっています。

  1. 品名の変更
    配送伝票の品名欄に「アフターピル」や「薬品」とは記載しません。
    代わりに「サプリメント」「化粧品」「雑貨」「PC周辺機器」など、中身が推測できない名称で送ってくれます。
  2. 差出人の変更
    「〇〇レディースクリニック」という名称ではなく、医師個人の名前や、提携している配送センター名で送られることが一般的です。

さらに、どうしても自宅に届くのが怖い場合は、「郵便局留め」「ヤマト運輸営業所留め」が利用できるサービスを選びましょう。

自宅には通知すら届かず、自分で指定した営業所に取りに行くスタイルであれば、家族にバレるリスクはほぼゼロになります。

申し込み時のフォームで「配送先住所」を指定する際に、営業所の住所を入力するか、備考欄に「局留め希望」と記載することで対応してもらえます。

詐欺サイトに注意!「国内正規品」を扱う医療機関を選ぶ重要性

インターネット上には、クリニックのオンライン診療ではなく、「個人輸入代行」と呼ばれる海外の通販サイトも存在します。

これらは診察なしで安く薬が買えるため魅力的に見えるかもしれませんが、絶対に利用してはいけません。

監修医からの警告

「海外からの個人輸入薬(通販)には、成分が含まれていない『偽薬』や、不純物が混入した粗悪品が紛れ込んでいるリスクがあります。また、海外からの発送は到着までに1週間以上かかることがあり、72時間以内というリミットに到底間に合いません。何より、万が一重篤な副作用が出たとしても、『医薬品副作用被害救済制度』の対象外となり、誰も責任を取ってくれません。あなたの将来の妊娠能力や健康を守るためにも、必ず日本の医師が診察し、処方する『国内正規品』を利用してください。」

今回ご紹介している9社は、すべて日本の医療機関が提携・運営している正規のオンライン診療サービスです。

安易な検索で出てくる怪しい通販サイトではなく、必ず「医師の診察がある」サービスを選んでください。


【体験レポ】深夜にスマホで完結!申し込みから受け取りまでの流れ

「オンライン診療なんて受けたことがないし、操作が難しそう」

「お医者さんに怒られたり、説教されたりしないかな…」

そんな不安を抱えている方のために、筆者が実際に深夜帯にオンライン診療を利用した際のシミュレーションをご紹介します。

結論から言うと、非常に事務的でスムーズであり、感情的なやり取りは一切ありませんでした。

Step1:LINE登録〜問診票記入(保険証不要・身分証のみ)

ほとんどのサービスは、公式サイトから「LINEの友だち追加」をすることから始まります。

友だち追加をすると、自動返信でメニューが表示され、「診療予約」や「問診票記入」のボタンをタップします。

問診票では、以下のことを入力します。

  • 最終月経日
  • 直近の性交渉の日時
  • アレルギーの有無
  • 現在服用している薬

この時、保険証の提出は求められませんでした。

アフターピルは自由診療(保険適用外)であるため、保険証を使う必要がなく、結果として親の扶養に入っている学生さんでも、保険組合からの通知でバレることはありません。

ただし、本人確認のための「身分証明書(運転免許証、マイナンバーカード、学生証など)」のアップロードは必須です。これはなりすまし防止のためです。

Step2:電話・ビデオ通話で医師による診察(所要時間目安:3〜5分)

問診票を送信すると、医師との診察に進みます。

チャットだけで完結するサービスもありますが、基本的には電話かビデオ通話が行われます。

深夜1時頃でしたが、5分ほど待機すると医師から着信がありました。

一般的な診療での会話例

医師:「もしもし、医師の〇〇です。問診票を確認しました。性交渉から〇時間が経過していますね。」 

患者:「はい。」 

医師:「今回は72時間以内に服用が必要な『レボノルゲストレル』を処方します。副作用として吐き気が出ることがありますが、心配なら吐き気止めも一緒に出しておきますか?」 

患者:「お願いします。」 

医師:「わかりました。薬は明日発送されます。お大事にしてください。以上です。」

利用者の口コミでも、「拍子抜けするほどあっさりしていた」という声が多く聞かれます。 「なぜ避妊しなかったのか」と責められることも、「学生ですか?」と根掘り葉掘り聞かれることも基本的にはありません。

医師にとっては日常的な医療行為の一つであり、あくまで淡々と「必要な薬を処方する」というスタンスで対応してくれます。

所要時間はわずか3分〜5分程度。 これなら、家族が寝静まったあとにトイレやお風呂場からこっそり電話することも十分に可能でしょう。

Step3:決済〜発送通知(クレジットカードなしでもOK?)

診察が終わると、LINE上で決済リンクが送られてきます。

クレジットカードでの支払いが基本ですが、学生さんでカードを持っていない場合は、以下の方法に対応しているクリニックを選びましょう。

  • 後払い(NP後払い、Paidyなど): コンビニで後から支払える方法
  • PayPayなどのQRコード決済
  • 代引き: 荷物受け取り時に支払う方法

決済が完了すると、「発送手続き完了」の通知が届きます。

あとは自宅(または指定場所)で受け取るだけです。


費用はいくらかかる?9社の料金相場と内訳

「結局、全部でいくらかかるの?」

サイトに表示されている「薬代」だけを見て申し込むと、後から送料などが加算されて驚くことがあります。

アフターピルの相場を知っておきましょう。

アフターピルの種類と料金相場(72時間用・120時間用)

アフターピルには大きく分けて2種類あり、それぞれ価格が異なります。

レボノルゲストレル法(72時間以内)

  • 日本で承認されている一般的な薬(ノルレボ錠など)。
  • 性行為から72時間(3日)以内に服用が必要。
  • 相場:8,000円〜10,000円前後

エラ(ウリプリスタル酢酸エステル)(120時間以内)

  • 海外では主流ですが、日本ではまだ未承認(医師の個人輸入扱い)。
  • 性行為から120時間(5日)以内まで効果が期待できる。
  • BMIが高い方(肥満傾向の方)でも効果が落ちにくいとされる。
  • 相場:12,000円〜15,000円前後

見落としがちな「送料」と「システム利用料」

薬代以外にかかる費用として、以下の項目を必ずチェックしてください。

  • 診察料: 0円〜1,650円程度
  • 送料: 550円〜1,000円程度(※バイク便の場合は3,000円〜10,000円程度加算)
  • システム利用料: 数百円程度かかる場合がある

これらをすべて合計すると、総額で10,000円〜14,000円程度になるのが一般的です。

「業界最安値!」と書かれていても、送料が高かったり、診察料が別途必要だったりする場合があるので、必ず「決済直前の合計金額」を確認しましょう。

▼9社トータルコスト試算ランキングを見る(目安)

※72時間用ピルを通常配送で購入した場合の概算比較(キャンペーン等で変動あり)

  1. デジクリ:薬代+診察料+送料 = 約12,000円〜
  2. DMM:薬代+診察料+送料 = 約12,000円〜
  3. スマルナ:薬代+診察料+送料 = 約12,000円〜
  4. ソクピル:薬代+診察料+送料(通常便) = 約13,000円〜
  5. メデリピル:薬代+診察料+送料 = 約11,000円〜
  6. エニピル:薬代+診察料+送料 = 約11,000円〜
  7. エミシア:薬代+診察料+送料 = 約13,000円〜
  8. あしたの:薬代+診察料+送料 = 約10,000円〜
  9. アフピル:薬代+診察料+送料 = 約13,000円〜

※バイク便利用時は、ここに数千円が上乗せされます。お金よりも時間を優先すべき場面では、迷わず課金することをお勧めします。


服用前に知っておきたい効果と副作用【小児科専門医が解説】

薬が届くのを待つ間、医学的な知識を整理しておきましょう。

ここでは、竹綱先生に「若年層の身体を守る」という視点から解説していただきました。

妊娠阻止率は?いつ飲めば間に合う?(72時間と120時間の壁)

アフターピルは「魔法の薬」ではありませんが、正しく服用すれば非常に高い確率で妊娠を防ぐことができます。

監修医の解説

「アフターピルの主な作用は『排卵を遅らせる、または止める』ことです。精子と卵子が出会わないようにすることで妊娠を防ぎます。重要なのは『1時間でも早く飲むこと』です。データによると、性行為から24時間以内に服用した場合の妊娠阻止率は約95%以上と言われていますが、時間が経つにつれて効果は徐々に下がっていきます。72時間(3日)を過ぎてしまった場合でも、120時間(5日)まで効果が期待できる『エラ』という種類の薬があります。諦めずに、120時間対応の薬を扱っているオンライン診療(スマルナ、エミシア、ソクピルなど)に相談してください。」

吐き気や頭痛は?副作用が出た時の対処法

副作用が怖くて飲むのをためらう方もいますが、最近の薬(レボノルゲストレル)は、昔の薬(ヤッペ法)に比べて副作用がかなり軽減されています。

主な副作用は以下の通りです。

  • 吐き気: 最も多い副作用ですが、実際に吐いてしまう人は数%程度です。
  • 頭痛、めまい、倦怠感: 一時的なホルモンバランスの変化によるものです。
  • 不正出血(消退出血): 服用後数日で少量の出血があることがあります。

監修医のアドバイス

「副作用は通常24時間以内に治まります。心配なのは『服用直後に吐いてしまった場合』です。飲んでから2時間以内に吐いてしまうと、成分が吸収されていない可能性があります。その場合は、もう1錠飲む必要があるため、すぐに医師に相談してください。不安な方は、医師に相談の上、必要に応じて吐き気止めの処方を検討してもらうと安心です。」

次の生理はいつ来る?避妊成功のサイン

薬を飲んだ後、「いつ避妊できたと分かるの?」という不安が続くと思います。

避妊成功のサインは「生理(消退出血)が来ること」です。

通常、服用から3週間以内に生理のような出血があります。

予定日より早まることもあれば、遅れることもあります。

もし、服用から3週間が経過しても生理が来ない場合、あるいは生理のような出血があったとしても極端に量が少ない場合は、念のため市販の妊娠検査薬で確認するか、産婦人科を受診してください。


オンライン診療に関するよくある質問 (FAQ)

最後に、よくある疑問に一問一答形式でお答えします。

Q. 未成年(高校生・大学生)でも親の同意なしで購入できますか?

A. 多くのオンライン診療で可能です。

ただし、サービスによっては「18歳未満は保護者の同意が必要」としているところもあります。

例えば、15歳以上であれば本人確認書類のみで受診可能なサービスもあれば、「スマルナ」のように18歳未満は利用不可としている所や、「メデリピル」のように未成年者の診療には保護者の同意・同席を必須としている所など、対応はサービスにより大きく異なります。

利用規約を確認するか、申し込み画面で対象年齢を必ずチェックしてください。

保険証を使わない自由診療であれば、親の同意がなくても、また親に通知が行くことなく利用できるのが一般的です。

Q. 性行為から72時間を過ぎてしまいました。もう手遅れですか?

A. まだ諦めないでください。

先ほど解説した通り、120時間(5日)以内であれば効果が期待できる「エラ(ウリプリスタル酢酸エステル)」という薬があります。

72時間用の薬(ノルレボ)でも、効果は落ちますが一定の避妊効果はあるとされています。 

また、オンライン診療では対応できませんが、対面の産婦人科を受診できる環境であれば、最も避妊効果が高いとされる「銅付加IUD(子宮内避妊具)」の装着という選択肢もあります。 

自己判断せず、すぐに医師に「〇時間経ってしまった」と正直に伝えて相談してください。

監修医のコメント

「72時間を超えていても、120時間以内であれば選択肢は残されています。一人で悩んで時間を浪費してしまうのが一番良くありません。まずは医師につながることから始めてください。」

Q. 産婦人科に行くのとオンライン、どっちが確実ですか?

A. 薬の効果自体は同じです。

病院で処方される薬も、オンライン診療の正規クリニックで処方される薬も、同じ「医療用医薬品」であれば効果に違いはありません。

オンラインのメリットは「早さ」と「心理的ハードルの低さ」です。

一方、対面受診のメリットは、エコー検査などで子宮の状態も診てもらえることや、性感染症の検査も同時にできることです。

まずはオンラインで緊急避妊を行い、落ち着いてから婦人科検診に行く、という使い分けも賢い方法です。


まとめ:不安な夜を過ごすより、今すぐ「確実な選択」を

予期せぬ出来事に、心臓がバクバクし、どうしようもない不安に押しつぶされそうになっているかもしれません。

でも、あなたは今、解決策を見つけました。

アフターピルは、あなたの身体と未来を守るための正当な医療であり、権利です。

恥じることも、自分を責める必要もありません。

今はただ、「1時間でも早く薬を飲むこと」だけに集中してください。

最後に、もう一度チェックリストを確認しましょう。

【緊急避妊 最終チェックリスト】

  • [ ] 今の時間は?
    深夜なら「24時間診療」かつ「即日発送」のクリニックを選ぶ。
  • [ ] エリアは?
    東京・大阪なら「バイク便」対応の ソクピル・エミシア・アフピル などを検討する。
  • [ ] プライバシーは?
    自宅が無理なら「局留め」を指定するか、家族が受け取っても分からない「品名変更」を確認する。
  • [ ] サイトの信頼性は?
    「医師・運営元」が明記されている、この記事で紹介したような正規サービスを選ぶ。

迷っているなら、まずはLINE登録をして、医師の診察を受けてみてください。

医師と話すだけで、張り詰めていた緊張が解け、安心できるはずです。

あなたの不安が、一日も早く解消されることを願っています。

参考文献

この記事の監修者

  • 平成16年
    愛知医科大学医学部卒業、愛知医科大学病院 卒後臨床研修医
  • 平成18年
    愛知医科大学病院 小児科入局
  • 平成23年
    愛知医科大学小児科 助教
  • 平成25年
    医療法人和幸会 阪奈中央病院勤務(小児科)
  • 平成29年
    たけつな小児科クリニック開院
  • 日本小児科学会(専門医/指導医)
  • 日本外来小児科学会
  • 日本小児科医会(地域総合小児医療認定医)
  • 日本小児神経学会
  • 日本頭痛学会

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