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葉酸サプリはなぜ妊娠前から?いつから飲むべき?胎児への影響と必要性を徹底解説

葉酸サプリはなぜ妊娠前から?いつから飲むべき?胎児への影響と必要性を徹底解説

はじめに:妊活中のあなたへ。「葉酸サプリは妊娠前から」の本当の理由、知っていますか?

「そろそろ子どもが欲しいな」と考え始め、妊活に関する情報を集めていると、必ずと言っていいほど目にする「葉酸」という言葉。多くのサイトや雑誌で「妊娠前から葉酸サプリを」と推奨されていますが、「なぜ妊娠する『前』からなの?」「いつから、どのくらい飲めばいいの?」と、その具体的な理由まではわからず、疑問や漠然とした不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

ご安心ください。この記事では、数多くの公的なデータや科学的根拠に基づき、妊活中の方が抱える葉酸に関するあらゆる疑問に、どこよりも分かりやすく、そして深くお答えしていきます。

この記事を最後まで読めば、あなたのその疑問や不安は、「未来の赤ちゃんのために、今何をすべきか」という明確な理解と自信に変わるはずです。
  • なぜ妊娠前から葉酸が必要なのか、その科学的な理由
  • いつからいつまでどのくらい摂取すれば良いのか
  • 葉酸不足のリスクと、葉酸の重要な働き
  • なぜ食事だけでは不十分なのか、その明確な根拠

正しい知識は、あなたと未来の赤ちゃんを守るための何よりの武器になります。安心して、前向きな気持ちで大切な一歩を踏み出しましょう。

目次
  1. 【結論】葉酸サプリが妊娠前から必要な最大の理由は「赤ちゃんの先天性異常のリスクを減らすため」
  2. なぜ妊娠がわかってからでは遅い?赤ちゃんの成長と葉酸が必要な“決定的瞬間”
  3. 【いつから?どのくらい?】厚生労働省が推奨する葉酸の具体的な摂取方法
  4. なぜ食事だけではダメなのか?妊活中に「葉酸サプリ」が必要な2つの理由
  5. 妊活中の葉酸に関するQ&A|よくある疑問に専門家が答えます
  6. まとめ:正しい知識が、未来の赤ちゃんを守る第一歩

【結論】葉酸サプリが妊娠前から必要な最大の理由は「赤ちゃんの先天性異常のリスクを減らすため」

なぜ、妊娠を考え始めたその日から葉酸の摂取が強く推奨されるのか。その最も重要で直接的な理由は、お腹のなかの赤ちゃんの「神経管閉鎖障害(しんけいかんへいさしょうがい)」という先天性異常の発症リスクを大幅に減らすためです。

これは、世界中の多くの研究によって科学的に証明されている事実です。日本でも、厚生労働省が「妊娠の可能性がある女性は、妊娠の1ヶ月以上前から葉酸を十分に摂取することが望まれる」と公式に発表しており、国をあげてその重要性を広く伝えています。

葉酸を前もって摂取することは、妊活における単なる「おまじない」ではありません。科学的根拠に基づいた、未来の赤ちゃんへの最初の贈り物であり、親としてできる極めて重要な準備の一つなのです。

出典: 厚生労働省 e-ヘルスネット「葉酸とサプリメント ‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果」

なぜ妊娠がわかってからでは遅い?赤ちゃんの成長と葉酸が必要な“決定的瞬間”

「先天性異常のリスクを減らすためなのはわかったけど、妊娠がわかってから飲み始めるのではダメなの?」これは非常に多くの方が抱く疑問です。しかし、結論から言うと、妊娠がわかってからでは、最も葉酸を必要とする“決定的瞬間”を逃してしまう可能性が極めて高いのです。

妊娠4週目にはもう始まっている!脳と脊髄の基礎「神経管」の形成

お腹のなかの赤ちゃんは、私たちが想像する以上のスピードで成長します。特に、体のあらゆる部分の基礎が作られる最初の数週間は、まさに奇跡の連続です。その中でも、赤ちゃんの脳や脊髄(せきずい)といった中枢神経系の“もと”となる「神経管」という部分は、妊娠6週末までにはほとんど完成してしまいます。

妊娠週数は、最後の生理が始まった日を「0週0日」として数えるのが一般的です。そのため、多くの女性が「生理がこないな…妊娠したかも?」と気づく妊娠5週〜6週の時点では、すでにこの神経管の形成が最終段階に入っている、あるいは完了していることになります。

葉酸は、細胞が新しく作られる際に不可欠なDNAの合成を助ける「補酵素」として働きます。特に、細胞分裂が爆発的に起こる胎児期には、いわば「赤ちゃんの体の設計図を作るための、最も重要なインク」のような役割を担います。この決定的な時期にインクが不足しないよう、お母さんの体に十分な葉酸が蓄えられていることが、何よりも重要になるのです。

妊娠週数と胎児の器官形成のタイムラインイメージ画像

“神経管閉鎖障害”とは?正しく知って、漠然とした不安を解消しよう

神経管閉鎖障害とは、胎児の成長の過程で、脳や脊髄のもとになる神経管がうまく閉じないことによって起こる先天性の障害の総称です。代表的なものに、背骨の神経が体の外に露出してしまう「二分脊椎」や、脳が形成されない「無脳症」などがあります。

少し難しい言葉が並ぶと、どうしても怖いと感じてしまうかもしれません。日本での発症頻度は出生1万人あたり約5〜6人と言われており、決して他人事ではありません。このリスクは適切な葉酸摂取によって予防可能であることがわかっているにもかかわらず、日本の公衆衛生上のデータでは、諸外国と異なり神経管閉鎖障害の発生率が近年低下していません。これは、妊娠を計画するすべての女性がこの情報を知り、行動することの重要性を改めて示しています。

しかし、最も大切なのは、いたずらに不安がるのではなく、国際的な大規模研究によって、このリスクを50〜70%も減らせることが証明されているという希望のある事実を知ることです。これは、未来の赤ちゃんのために、あなたが主体的に行える、非常に有効な予防策なのです。

【いつから?どのくらい?】厚生労働省が推奨する葉酸の具体的な摂取方法

葉酸の重要性がわかったところで、次に「いつから、どのくらい摂ればいいのか」という具体的なアクションプランを見ていきましょう。幸いなことに、これには国が示す明確な基準があり、迷う必要はありません。

摂取期間:妊活を始めたらすぐ!「妊娠1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月まで」が特に重要

厚生労働省が特に重要だとしている期間は、「妊娠1ヶ月以上前から、妊娠3ヶ月まで」です。

これは、前述した通り、胎児の神経管が形成される最もクリティカルな時期(妊娠6週末まで)を完全にカバーするための期間設定です。また、妊娠3ヶ月頃までには、心臓や手足など、他の主要な器官の形成も一段落します。

もちろん、いつ妊娠するかを正確に予測することは誰にもできません。ですから、最も確実で理想的なのは「赤ちゃんが欲しいな、と考え始めたその日から」葉酸サプリを飲み始めることです。それが、いつ訪れるかわからない“その日”に万全の状態で備えるための、最善の方法と言えるでしょう。

摂取量:「食事から240μg」+「サプリから400μg」を目指そう

妊活中から妊娠初期の女性が1日に摂るべき葉酸の総量は、食事から240μg(マイクログラム)に加えて、サプリメントなどから400μgとされています。(※1μgは1mgの1000分の1)

ここで最も大切なポイントは、「食事から摂るべき量」と「サプリメントで“付加的に”摂るべき量」が明確に区別されている点です。妊娠中期以降や授乳期では、この付加すべき量が変化します。下の表で、ご自身のライフステージに合わせて必要な量を確認しておきましょう。

対象期間食事から摂るべき葉酸の推奨量 (μg/日)サプリ等で付加すべき葉酸 (μg/日)
妊活中~妊娠初期 (~12週)240400
妊娠中期~後期 (13週~)240240
授乳期240100

出典: 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)

なぜ食事だけではダメなのか?妊活中に「葉酸サプリ」が必要な2つの理由

「栄養はできるだけ自然な食事から摂りたい」と考えるのは、健康を意識する上でとても素晴らしいことです。しかし、妊活中の葉酸に限っては、サプリメントの活用が科学的根拠に基づいて強く推奨されています。それには、無視できない2つの明確な理由があるのです。

理由1:吸収率が違う!サプリの葉酸は食事の葉酸より効率的

実は、ひとくちに「葉酸」と言っても、自然の食品に含まれる葉酸と、サプリメントに含まれる葉酸とでは、その化学的な形が異なります。

  • 食品の葉酸:ポリグルタミン酸型
  • サプリの葉酸:モノグルタミン酸型

この2つの最大の違いは、体内での吸収率です。食品由来の「ポリグルタミン酸型」は、体内で吸収されるために一度分解される必要があり、その利用効率(吸収率)は約50%にとどまります。一方、サプリメントの「モノグルタミン酸型」は分解の必要がなく、そのまま吸収されるため、利用効率は約85%と非常に高いのです。

国が「サプリメントから400μg」と、供給源まで指定しているのは、この吸収率の高いモノグルタミン酸型葉酸を、毎日確実に体へ届けてほしいという強い意図の表れなのです。

食品の葉酸:ポリグルタミン酸型とサプリの葉酸:モノグルタミン酸型の吸収率

理由2:食事だけで必要量を摂るのはとても大変

仮に、吸収率の違いを考えずに、食事だけで推奨量(付加分400μg)の葉酸を摂ろうとした場合、どれほどの量が必要になるでしょうか。

例えば、葉酸が豊富なことで知られるほうれん草で400μgを摂るには、茹でたもので約2束(約400g)も食べる必要があります。さらに、葉酸は水溶性ビタミンであり熱に弱いため、茹でる・煮るといった調理法では、50%近くが失われてしまうというデータもあります。

毎日、調理による損失まで計算しながら、大量の野菜を食べ続けるのは、経済的にも時間的にも現実的ではありませんよね。その点、サプリメントなら、必要な量を毎日手軽に、そして極めて確実に摂取することができます。日々の食事での工夫も楽しみながら、サプリメントを賢く活用することが、最も確実でストレスの少ない方法と言えるのです。

食品1食あたりの目安葉酸含有量 (μg)
焼きのり全形3枚 (9g)171
鶏レバー40g (焼き鳥約1本分)520
枝豆(ゆで)60g(さや付き約25さや)156
ほうれん草(ゆで)100g (1/2束)110
いちご100g (中5~6粒)90

妊活中の葉酸に関するQ&A|よくある疑問に専門家が答えます

ここでは、妊活中の方が抱きがちな、葉酸に関するその他の疑問に、Q&A形式で詳しくお答えします。

Q1. 葉酸を飲みすぎても大丈夫?副作用や上限はある?

A. 通常のサプリメント利用では、過剰摂取の心配はほとんどありません。 葉酸は水溶性ビタミンのため、体に吸収されなかった分は尿として自然に排出されます。ただし、どんな栄養素も「摂りすぎ」は推奨されません。厚生労働省は、健康な人がサプリメント等(モノグルタミン酸型葉酸)から摂取しても健康被害の心配がない上限量(耐容上限量)を、1日あたり900〜1,000μg(18〜49歳の場合)と定めています。市販されている葉酸サプリは、ほとんどが1日あたり400〜480μgの配合です。記載された目安量を守っていれば、この上限を超えることはまずないと考えて良いでしょう。

出典: 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)

Q2. 葉酸サプリはいつ飲むのが効果的?

A. 毎日、決まった時間に飲む「習慣化」が最も大切です。 葉酸は体内に長く留めておけないため、一度にまとめて飲むより、毎日コツコツと血中濃度を一定に保つことが理想です。薬ではないので「食後」などの厳密な決まりはありませんが、飲み忘れを防ぐためにも、「毎朝、顔を洗ったら飲む」「夜、歯を磨いたら飲む」など、ご自身の生活リズムに合わせてタイミングを決めてしまうのがおすすめです。

Q3. パートナー(男性)も葉酸を摂るべき?

A. 夫婦で妊活に協力し合う姿勢はとても大切ですが、男性の葉酸摂取が不妊治療の成績を改善するという科学的根拠は、現在のところ確立されていません。 過去には精子の質を改善する可能性を示唆する研究もありましたが、2020年に発表された2,370組のカップルを対象とした大規模な臨床試験では、葉酸と亜鉛のサプリメントは出生率や主要な精液所見を有意に改善しないという結果でした。そのため、女性に対する神経管閉鎖障害予防のような明確な医学的推奨は、男性の不妊治療に対しては存在しないのが現状です。サプリメントの利用については、ご夫婦で医師に相談することをお勧めします。

Q4. 葉酸以外にも、妊活中に摂ったほうがいい栄養素はある?

A. はい、特に「鉄」「亜鉛」「ビタミンD」などが重要とされています。 葉酸は最も重要ですが、赤ちゃんの体を作るため、またお母さんの体を整えるためには他の栄養素も欠かせません。

  • 鉄: 妊娠中の貧血予防に不可欠です。妊娠初期から必要量が増加します。
  • 亜鉛: 細胞分裂やホルモンの働きをサポートします。
  • ビタミンD: カルシウムの吸収を助け、骨の健康に関わります。 これらの栄養素も食事から十分に摂るのは難しいため、多くの葉酸サプリにはこれらの栄養素がバランス良く配合されています。サプリを選ぶ際は、葉酸以外の含有成分にも注目してみると良いでしょう。

Q5. 「天然葉酸」と「合成葉酸」、どちらが良いの?

A. 妊活期においては、吸収率の高い「合成葉酸(モノグルタミン酸型)」が推奨されます。 このQ&Aの「理由1」で解説した通り、サプリメントに使われる「合成葉酸(モノグルタミン酸型)」は、食品に含まれる「天然葉酸(ポリグルタミン酸型)」よりも体内での吸収率が格段に高いのが特徴です。「天然」と聞くと聞こえが良いかもしれませんが、神経管閉鎖障害のリスク低減効果が科学的に確認されているのは、この「合成葉酸」の方です。目的に合わせて、適切なタイプを選ぶことが重要です。

Q6. サプリメントの添加物は気にするべき?

A. 過度に心配する必要はありませんが、気になる場合は添加物の少ない製品を選ぶのも一つの手です。 サプリメントに含まれる添加物は、錠剤を固めたり、品質を安定させたりするために、国の安全基準に基づいて必要最低限の量が使用されています。そのため、基本的には安全性に問題はありません。しかし、アレルギー体質の方や、どうしても気になるという方は、製造工程にこだわり、香料、着色料、保存料などを極力使用していない製品を選ぶと、より安心して続けられるでしょう。

Q7. 妊娠判明後、いつまでサプリを飲み続けるべき?

A. 少なくとも「授乳期」が終わるまでは続けることが推奨されます。 この記事の摂取量の表にもあるように、妊娠中期・後期、そして授乳期にも葉酸は必要です。妊娠中期以降は、胎児の継続的な成長と、お母さん自身の貧血予防のために。そして出産後は、母乳を通じて赤ちゃんに栄養を届けるため、また産後の母体の回復をサポートするために重要な役割を果たします。妊活中から出産後まで、長く付き合っていく栄養素だと考えておくと良いでしょう。

Q8. 薬を飲んでいますが、飲み合わせは大丈夫?

A. 必ず、かかりつけの医師や薬剤師に相談してください。 葉酸サプリメントは食品に分類されますが、特定の医薬品との相互作用が報告されているケースもゼロではありません。特に、てんかんの薬や一部の抗がん剤などを服用中の方は、自己判断で摂取を始めるのは絶対に避けてください。安全に妊活を進めるためにも、持病がある方や、日常的に薬を服用している方は、必ず専門家に相談しましょう。

まとめ:正しい知識が、未来の赤ちゃんを守る第一歩

今回は、葉酸サプリを妊娠前から摂取すべき理由について、その背景から具体的な方法まで詳しく解説しました。最後に、大切なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • ✅ 葉酸が妊娠前から必要なのは、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを減らすため
  • ✅ 赤ちゃんの重要な器官は妊娠超初期に作られるため、妊娠がわかる前から備えることが大切
  • 妊娠1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月までは、食事に加えサプリで400μgの葉酸を摂取することが国から推奨されている
  • ✅ サプリの葉酸(モノグルタミン酸型)は、食品の葉酸より吸収率が高く、効率的で確実

葉酸について正しく理解し、毎日の生活にサプリメントを取り入れること。それは、これから出会う赤ちゃんへの、最高の愛情表現であり、未来を守るための確かな第一歩です。

この記事で葉酸の重要性を深く理解されたあなたは、きっと「じゃあ、どんなサプリを選べばいいの?」という次のステップに進まれることでしょう。数多くのサプリの中から自分に合ったものを見つけるのは、また一つの大きな課題ですよね。そんなあなたのために、専門家の視点から見た後悔しないための葉酸サプリの選び方を詳しく解説した記事もご用意しました。ぜひ、あなたのサプリ選びの参考にしてください。

参考文献

  • 厚生労働省 e-ヘルスネット「葉酸とサプリメント-神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果」 日本の公衆衛生を担う厚生労働省が運営するサイト。葉酸摂取の重要性について、一般向けに分かりやすく解説している。 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-002.html  
  • 厚生労働省「神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について」(平成12年通知) 日本で葉酸摂取の推奨が開始されるきっかけとなった、2000年の公式通知。政策の根拠となる情報が記載されている。 https://www.mhlw.go.jp/www1/houdou/1212/h1228-1_18.html  
  • 文部科学省「食品成分データベース」 日本で流通する様々な食品の栄養成分を検索できる公式データベース。食事からの葉酸摂取量を計算する際の基準となる。 https://fooddb.mext.go.jp/  
  • 日本小児神経外科学会「本邦における神経管閉鎖障害の発生頻度と葉酸摂取によるリスク低減効果」 日本の専門学会による提言。国内の神経管閉鎖障害の発生率や、葉酸サプリメントの摂取率が低い現状について詳しく解説している。 https://jpn-spn.umin.jp/pdf/20220213_yosan.pdf  
  • 日本産科婦人科学会「神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための葉酸の摂取に関する周知依頼」 産婦人科医の主要な学会からの通知。医療現場における葉酸摂取推奨の重要性を強調している。 https://www.jsog.or.jp/news/pdf/20180412_shuuchiirai13.pdf  
  • 日本神経病理学会「中枢神経系の主な発生異常」 神経系の発達に関する専門学会による解説。神経管が形成される正確な時期など、医学的な情報が記載されている。 https://www.jsnp.jp/shikkan/cerebral_9_main.htm  
  • 日本神経学会「てんかん治療ガイドライン2018」 てんかん治療の専門ガイドライン。抗てんかん薬と葉酸の相互作用に関する重要な安全情報が記載されている。 https://www.neurology-jp.org/guidelinem/epgl/tenkan_2018_13.pdf  
  • 米国疾病予防管理センター(CDC)「Folic Acid and MTHFR Gene」 米国の公衆衛生を主導する機関による解説。「天然葉酸」と「合成葉酸」をめぐる議論や、MTHFR遺伝子変異がある場合でも合成葉酸の摂取が推奨される科学的根拠を示している。 https://www.cdc.gov/folic-acid/data-research/mthfr/index.html
  • 米国国立医学図書館(PubMed)「Effect of Folic Acid and Zinc Supplementation in Men on Semen Quality and Live Birth」(JAMA. 2020) 男性の葉酸・亜鉛摂取が出生率や精子の質を改善しなかったことを示した、大規模な臨床試験の論文。男性のサプリメント摂取に関する最新の科学的知見。 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31910279/
  • 米国国立衛生研究所(NIH)「Dietary Reference Intakes for Thiamin, Riboflavin, Niacin, Vitamin B6, Folate…」 米国の食事摂取基準に関する報告書。食品に含まれる天然葉酸とサプリメントの合成葉酸の体内での吸収率が異なることについて、科学的な解説がなされている。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK114318/
監修者
院長

たけつな  のぶひと

竹綱 庸仁

経歴

平成16年愛知医科大学医学部卒業

愛知医科大学院病院 卒後臨床研修医

平成18年愛知医科大学病院 小児科入局

平成23年愛知医科大学小児科 助教

平成29年たけつな小児科クリニック開院

所属
学会

日本小児科学会(専門医/指導医)

日本外来小児科学会

日本小児科医会(地域総合小児医療認定医)

日本小児神経学会

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